育つ環境と高麗人参

なぜ高麗人参は、高麗という名称がついているのでしょうか。
高麗、という言葉を歴史の授業などで学ぶ機会があるので、何となく耳にしたことがある人は多いでしょう。
高麗はかつて朝鮮半島にあった国で、高句麗という名称が正式です。
中国側が高句麗を高麗、と呼んでいた背景があります。

どちらの名称とも同じ一国を表しているものです。
そんな高麗人参は、非常に厳しい環境で育ちます。
今も高麗人参の生産の70%程度は韓国が担っており、その厳しい環境が素晴らしい成分を含んだこの植物を、鍛えあげていることがうかがえます。
どれほど厳しい県強化と言いますと、韓国は特に冬季に厳しい環境を強いられます。
首都のソウルでも、冬季はなんとマイナスが日常の世界です。

また、大陸風にさらされるので、乾燥したエリアも多くあります。
そんな厳しい環境のなかでじっと根を生やし、貴重な成分を吸い上げていくのです。
約6年ほどかけて一人前になりますが、その後なんと10年は、同じ場所では生育できません。

それほど強烈に栄養素を吸い上げていくのです。
だからこそ、他の産地より濃度の濃いサポニンや、ビタミンなどの栄養価を備わっています。
貴重な韓国産のものでも、サプリメントなどで入手できます